



こうして真冬に
Henning Schmiedt
の作品を紹介できることが嬉しいです
今回はバッハのゴルトベルク変奏曲にインスパイアされ
バッハが書いた有名なオリジナル版と同じように
眠れない夜に休息を見つけ、眠りが来ることを願う
ピアノのアルバムです
タイトル「Schlafen」は睡眠
限りなくピアノと近い位置に置かれたマイクは
親密なサウンドを取り込み
ピアノ内部のノイズと動きを強調し
ミュートされたアップライト・ピアノは
柔らかく繊細に奏でられ
アイコニックなクラシックの宝石を
これまでとは全く異なる姿勢で表現します
ヘニングによって新しく作られた不眠症の音楽
もう一度アリアが響く頃、その音楽は夕暮れの青を描いて
聞き手を心地よい眠りへと導いているかもしれません